自分の頭で問い、考え、表現する GOOD THINKER
今年も、GSPで毎年恒例となっている「探究学習の途中経過報告会(リサーチフェア)」を実施しました。甲南大学から6名の講師の先生方をお招きし、中学3年生から高校3年生までの生徒が参加しました。高校2年生は分科会形式で個人発表を行い、高校1年生はポスターによる個人発表を行いました。高校3年生は会の運営を担当し、中学3年生はこれから自分たちが取り組む探究学習を理解するため、高2・高1の発表に参加者として耳を傾けました。
高2生による分科会では、講師の先生方や保護者、高3生から寄せられる質の高い質問に圧倒されながらも、「質問を受けたことで、発表内容をさらに深めることができた」「教授や講師の先生方からのアドバイスが今後の研究のヒントになった」と、多くの生徒が学びや刺激を受けた様子でした。
ポスター発表に参加した高1生からは、「自分の興味や経験を活かして発表していて面白かった」「先輩の指摘が鋭く、アドバイスがとてもためになった」といった声も多く聞かれ、学年を越えた縦のつながりを感じる貴重な機会となりました。
発表を聞いた中3生からは、「先輩方の話を聞くことで、知らなかった情報はもちろん、知っていたこともより深く理解できた」「様々な観点から一つの問題を掘り下げている姿に感心した」との感想も寄せられ、自分自身の今後の探究活動への意識が高まった様子がうかがえました。
発表を終えた生徒たちは、「リハーサルよりも良い発表ができた」「緊張したけれど、自分の言葉で伝える力が身についた」と、達成感を口にしつつ、次に向けた課題も実感している様子でした。中には「去年は発表が苦手で逃げたくなったけれど、今年は逃げずに最後までやり切ることができた」と、自らの成長を振り返る声もありました。
このリサーチフェアは、知識を深めるだけでなく、プレゼンテーション力や課題解決力、そして相手に伝える力を養う機会となっています。これからも多くの学びと成長を生徒たちにもたらす探究学習を通して、生徒一人ひとりの力を育んでいきます。
【高校2年ベストプレゼンター】
分科会① 矢野 | フェイクニュースの危険性と法律 |
分科会② 中尾 | 日本と東南アジアの架け橋 〜人材の循環を目指して〜 |
分科会③ 山口 | 規格外野菜の廃棄を減らす方法 |
分科会④ 和田 | 兵庫県でネコとイヌの殺処分をゼロにするには |
分科会⑤ 水谷 | 中小企業のDX化促進のためのリスキリングの活用 |
分科会⑥ 松本 | 山口市の観光産業活性化と観光公害の防止 |
【高校1年ポスター最優秀賞】
白川 | 震災時の外国人支援の課題と改善策 |
【高校1年ポスター優秀賞】
馬場 | 水害に強い住宅 |
寶 | 石巻市の慰霊祭の閉会と改善制度 |
田中 | 震災後に発症するPTSDの長期的影響と解決策 |
米田 | レスキューロボットがより活用されるには |
魚田 | 阪神大震災とJR西日本の経済損失 |