A君(2020年春卒業 明治大学経営学部経営学科所属)
甲南在学中は中学3年から高校3年までずっとグローバルに所属していました。以下、現在の私の特徴とグローバルでの経験がどのようにその特徴を形成したかについて記します。
意思決定への慣れ
グローバルは他のコースに比べて、選択する機会が多いです。グローバルに入ることを決めるのも選択ですし、そこからこのままグローバルに所属するか、どこに留学するかなど選択の機会が多いです。また、グローバルは比較的リベラルで、「グローバルに入ったからここに進学すべきだ」などと言われることなく、4年間を過ごしました。(宿題などはもちろんしないといけません)このような環境で育ったので、自分のことは自分で決定するというのが染み付いています。それもあってか、私は大学入学後から教育ベンチャーでアルバイトを始めたり、長期インターンを始めたりと、周りの学生に流されない意思決定をできています。
視野の広さと深い理解
グローバルに所属していると否が応でも視野を広げなければなりません。学外や国外など、グローバルに所属していると社会へ目を向ける必要があります。(ボランティアなどの課外活動や留学)これらの経験に裏打ちされる視野の広さは、一般的な学生よりも社会課題に対する深い理解を生み出します。そして、その視野の広さは、キャリアを考える際や大学での学びに役立っています。例えば、私が取り組んだ防災のボランティアや戦争被害に関する論文の作成、留学などの経験は、他の学生が滅多にしない経験なので、当事者意識やより深い理解を持つことができます。
実践的なスキル
グローバルにおいて必ず行う活動をいくつか挙げると、留学・論文作成・教師陣からの過酷な課題の付与・プレゼンなどがあります。留学や教師陣からの愛のあるプレゼント(a.k.a Homework)など英語を使う機会が多いことで、他の学生よりも英語力を鍛えることができます。現に、私の入学時のGTECのスコアは校内で最下位でしたが、グローバルのおかげで現在はTOEIC915点(大2で取得)・英検準一級(高3で取得)などの世間一般の言う「英語ができる人」になれています。また、大学における英語レポートや英語プレゼン、英語を通じたビジネスや文化についての授業もストレスなく、取り組むことができています。
論文や小論文の作成を通じて、思考力や文章構成力を会得できました。大学はレポートが多く求められるのですが、グローバルでの経験もあって、大学からお金をもらえるほどの成績を取ることができています。さらに、プレゼンなどを通じて人前に立つ機会が多かったため、プレゼン作り・発表ともに得意としています。
今まで述べてきたように、グローバルはとても魅力的な環境だと思います。グローバルに所属することで「全てが上手くいく」わけではありませんが、グローバルは「選択肢を広げてくれる環境」です。グローバルを通じて得られる経験やスキルは、受験や部活動だけに打ち込むことでは代替できません。人生のチャンスを増やすツールとして、グローバルに所属してみてはいかがでしょうか。